【イベント】「自己肯定」を取り去った後に残るものは… 女子エロ画祭の主催が仕掛ける”自分をえぐる”選手権
あなたはふと夜に目覚め、そのまま寝付けず、その日や過去の出来事を思い出し「私は本当はこんな”いい子”ではない」「愛されたいがために自分を隠しているのでは」と頭を抱えたことがないだろうか。
そんな隠している自分自身を深くえぐり、人前で晒せるかを競うイベント『脱・自己肯定弁論大会』が、10月19日(金)東京・高円寺パンディットで行われる。
主催は、『東京女子エロ画祭(以下エロ画祭)』の立ち上げ人であり『ゲスママ』著者の神田つばき氏。
エロ画祭は、女性による女性の視点から見たエロスイメージを、映像や写真・絵画などで表現し”出品”するコンペティション。
審査員は観客で、投票によってグランプリが選ばれる。
過去5回行われている。
今回もその形式は踏襲され、8人の弁士が登壇し「今、皆に見せている自分は本当の自分なのか?」「まだまだ自分の奥には底の見えない沼があるのではないか?」(公式サイトより)と自分を解剖しプレゼン。観客の投票によって優勝者が決められる。賞金は一万円。
弁士たちは「会社員」から「映画評論家」「グラビアモデル」までバラエティに富んでいる。
イベントの詳細として公式サイトでは
「今、自己肯定感をたかめて『幸せ』や『成功』を手に入れようとする人がふえています」
「言ったら親戚・同僚にもきらわれるような秘密、ぐうの音も出ないの「ぐう」を、皆さんの前で吐き出します」と書かれている。
エロ画祭が、既存の男性目線のエロイメージたちへ一石を投じる意味も持つなら、今回の趣旨もまた、世間の「目先の損得のために、見たくないものから目を背ける」風潮へ対して、エロ画祭に共通する側面があるのかもしれない。
なお、このイベントでは「録音・録画・実況tweet等は厳禁、当日見聞きした内容はいっさい口外しないよう」(公式サイトより)お願いするとのこと。
■10月19日(金)「脱・自己肯定」弁論大会 | Peatix