NO FUTURE FOR FUTURE

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【格闘技】”店長”キャラの元王者ファイター、閉店で”雑用係”を開業し話題に

元王者ファイターの川名さんが”ざつようがかり”を始めた https://twitter.com/yuki0205k

 

 元修斗世界ライト級王者で、『RIZIN』でも激闘で名を上げた川名TENCHO雄生(32)さんが、店長を務めていた『北海しゃぶしゃぶ湘南藤沢店』が10月末に閉店となった。

 子どもを持つ父親でもある川名さんは11月28日、Xで「雑用係はじめました。1人分の労働力が欲しい時などにご利用ください。依頼料1万~3万ほど」と告知、一人便利屋を開業した。裸一貫からの再起が話題になっている。

 川名さんは09年にデビューすると、5つの引き分けを挟んで10連勝。20年7月に念願の修斗王座を戴冠した。

 同年9月、日本最大の格闘技イベント『RIZIN』に参戦すると当時のDEEP同級王者を相手に激闘し2-1で惜敗。
 この試合で名を挙げ、店長をしていた店のPRをするため、リングネームを”川名TENCHO雄生”に変更した。所属も同店の名称に。
”最強しゃぶしゃぶ屋店長”として人気を博していた。

 しかしそこから4連敗。21年9月には10代のファイター相手に、王座陥落した。RIZIN初参戦時から8戦中、1勝7敗と苦境に立たされている。

 格闘技だけではなく、店もコロナ禍の影響もあり苦戦。敗戦続きには、店長としての多忙さもあったのかもしれない。
 そして10月には17年から6年間営んでいた店は、閉店となった。

 川名さんは12月、DEEPで試合を控えている。
 そんな中、突如Xで「雑用係はじめました」と宣言。
「雑用係はじめました。1人分の労働力が欲しい時などにご利用ください。依頼料1万~3万ほど。作業内容+拘束時間+交通費で決めさせてください」と、身一つから何でも屋を請け負うと言う。

 例として、付き添いや荷物持ちなどの軽作業や、引越しの手伝い等の運び入れ、ハイキングに同行するなども受けるとしている。

 また「金にもならねぇくだらないプライドなんて便器に押し込んで流してやったぜ!」と、家族を養うため見栄も捨てたと言う。 

 この宣言にファンも「地を這う泥臭さに心揺れる」「家族のために頑張る父は強い!」「テンチョーに格闘技観戦同行してもらって隣で解説してもらうとか最高じゃん」と心動かされている。

 すでに仕事がいくつか来ているようで、29日には「朝走って、8時半から雑用係始めて労働頑張ります。今日は夜勤もある」と投稿。

 「都内の飲み会には来てもらえますか?」との問い合わせには「行きます!」、「大掃除の手伝いとかでも大丈夫ですか?」「もちろん大丈夫です!」、「マンツーマンで技術指導とかやってもらえたら」「ミット持参でご自宅まで行きます」と張り切っている。

 さらに「名刺作ろうかな」「屋号に困る」と個人事業の開業届も行うようで、本気さが伺える。

 徒手空拳で戦う格闘家らしい、裸一貫のリスタートを応援したい。
 
 試合は12月10日(日)東京ニューピアホール『DEEP 117』、相手は古巣・ZSTの元ライト級王者・小金翔と。

 チケットは川名さんにメッセージか、所属のY&K MMA ACADEMY、または公式サイト
 中継はDEEPのYouTubeチャンネルのメンバーシップ、またはU-NEXTに加入していれば無料で観られる。