おしゃれな”大人用おむつ”で自尊心アップ!日本でもカラフル&楽しいおむつを作りたい
日本の大人用おむつは、子ども用やペット用のものとは違い、何故か白一色の均一化されたデザインのものばかりだ。
今年11月に、Xで白の使い捨てオムツを黒く染めた写真が大バズリした。
投稿したのは「日本障がい者ファッション協会」代表で、車椅子ユーザーのおしゃれなファッションを創り出す平林景さん。
ある時平林さんは、大人用のオムツを履く時に抵抗感があるという話を聞き、自身も試してみると「何とも言えない抵抗感と、オシャレを諦めさせられる様な敗北感をうけた」と言う。
そこで「試しに黒く染めてみたら不思議と抵抗感が減った」とブラックなオムツを自作したのだ。
他にも「初めて大人用のオムツを穿く際、自尊心が傷つき、以降お洒落をする気力が無くなった」という話を耳にした。
それから平林さんは”藍染め”風のおむつや、「日によって好きな色が選べるオムツセットとかあったら最高」という言葉から、紫、黄色、緑…と7色の選べるオムツを試作。
Xにアップし続けると、そのたびに大きな反響があった。
車椅子の女の子からのリクエストで、ショッキングピンクに染めてみたり、ヒョウ柄などの”柄物”も。
また「むしろ、いま穿いているパンツよりお洒落なオムツがあったら、そっちを毎日穿くけどね」とオムツがインナーを”超えるかも”という声も届いた。
実はバリエーショナルな(白物以外の)オムツは、現在の子ども用おむつでは当たり前で、可愛らしく楽し気な柄、色のものを選ぶことが出来る。
またペットショップでも、犬用などの様々な種類のおむつを見ることが出来る。
さらに海外、とくに北欧ではおむつのデザイン性への意識も高い。「大人用 おむつ 使い捨て」を各国語で検索すると、従来の白地に混じって、かわいい色とりどりの水玉模様や、モノトーンのチェックや縞模様も多く目にすることが出来る。
大人用のオムツは、毎日の体調を見るために、よりわかりやすい白が選ばれる理由もある。
しかし外側にはよりスタイリッシュな”ガワ”を増やし、QEDを上げることが出来るだろう。
平林さん自身「これ(おしゃれなおむつを作ることは)は将来の自分のためでもある」と、自身が着用することも考えて制作していると言う。
平林さんは国内メーカーに向け「チャレンジ精神のあるオムツメーカーさん、一緒に明るい未来を作りませんか」と共同制作しようと呼びかけている。
日本でも大人のおむつ・デザイン革命を期待したい。